人気ブログランキング | 話題のタグを見る
制作過程に思うことや日常に関する報告
by alpsglass

作業日誌

ガラス職人(その3)
ガラス用語についても、少し触れたいと思います。

壺の中にガラスが熔けているのですが
時間が経つうちに熔けたガラスに
不純物が入ったりして汚くなります。

そうなると、ガラスや鉄の棒を使って
上をかすめ取って、熔けているガラスを綺麗にするのですが
その事を「スキミ」と言います。

この語源は英語のskimming(スキミング)から来ています。

現在スキミングと言うと、偽造カードを作り、預金を引き出したり
高額の買い物をしたりする犯罪の事を言いますが
本来skim(スキム)とは、すくいとる事を意味します。

他にも息を吹く事を「ブロー」と言ったり、ガラス用語には
英語を語源とするものが多く残っています。

これは昔の工場からそうで
明治時代に工場でのガラス技術のノウハウを
イギリスから得た名残です。

















garasushokunin garasuyougo
by alpsglass | 2012-02-23 20:05
<< ガラス職人(最終回) ガラス職人(その2) >>