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制作過程に思うことや日常に関する報告
by alpsglass

作業日誌

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守り神
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工房の守り神様。

岡山県にGallery ONOというお店があります。
オーナーは小野善平氏。

お店にあるものは小野さん独特の感性で見つけてきたもの。
一度お話する機会があり
沢山おもしろい話を聞かせていただいた。

独立する間際の事でとても勇気付けられまして
本当に感謝しております。

その帰り際にお土産としていただきました。

中国では商売繁盛のお札ですが
今は作るところを見守ってくれる神様になっています。
by alpsglass | 2011-10-28 21:58
子供の発想
ぐい呑み 緑
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昔作った、ぐい呑み。

3歳の娘に片付けをお願いしたところ
ぐい呑みに箸置きをいれてくれていた。

しばらく気付かずにいたのだが
ふと見つけて感動した。
自然に、ポンと入っていて
この為に作ったんじゃなかろうかと思った。

子供の純粋な発想にかなうものはない。

大人になるにつれて、そこから離れてしまう。
その心から離れまいとしたのが良寛さんじゃないだろうか。

素晴らしいなー

一度出して、私が入れると同じには出来ない気がして
そのままにしている。
by alpsglass | 2011-10-20 20:45
作業台
作業台
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ガラスを制作する作業台。

立って作業するタイプと、座って作業するタイプがあるが
私のは立って作業をするタイプだ。

吹きガラスは、水あめのように柔らかいガラスを
鉄パイプの先端に巻き取り、息を吹き込める。
常にパイプを回していないと垂れて落ちてしまう。
そこで、この作業台にパイプを渡してコロコロと回しながら作る。

材質は桜。
家の柱になる立派なものを鉄釘を使わずに木だけで組んだ
ガッシリドッシリした逸品だ。
近くの大工さんがご厚意で作ってくれた。素晴らしい腕だ。材料を提供していただいた親方にも感謝です。

私の住む地域はみんな団結力が強く、おもしろい。
都会では、近所の人の顔も知らない人が多いが
この地域では、何があっても皆で助け合えるという安心感がある。
良い仕事をしようと打ちこめるのも皆のおかげだ。
by alpsglass | 2011-10-12 20:10 | 吹きガラスの道具
コップ
茶色口巻きコップ
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シンプルな形のコップ。
写真では伝わらないが、大きい。
実物見ての第一印象は「大きい」だろう。

手の大きな人に丁度しっくりきそうな感じなのだが
手の小さな女性でも、持ちやすい。

そしてこのコップは大きな手の人用に作ったのではない。
ゴクゴクと沢山飲みたい為に作った。

水分を大量に摂取する方なのだが
このコップに6分目まで入れてゴクゴクと飲み干せば大満足できる。
使って満足ができるコップだ。
by alpsglass | 2011-10-08 21:40 | 日々グラス
道具掛け
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これまた捨てられそうだった鉄です。
あまりに良い味をしていたので譲ってもらい、道具掛けとして使っています。
引っ掛けてあるものは、手のかわりに熱いガラスを触って形作る道具で「ハシ」と呼ぶ。
ガラス屋にとっては手みたいなもので、とても大事な道具です。
ここで話したいのはハシではなく、道具掛けになっている「鉄」。

鉄が好きです。 

朝のラジオを聴いていると
武田鉄矢さんがMCで原子力について話をする番組があります。
原子力を勉強して、我々はどう原子力と向き合うかがテーマで
軽妙なトークと分かりやすい例えで聴きやすい。

物質は原子の集まりで出来ていまして
人間も例外なくそうなのですが、

原子が安定している物質と、不安定な物質があります。
不安定な物質は原子力のもとになる「ウラン」などがあり
鉄は数ある金属の中でもとても安定している物質だ、と聴きまして。

人間も原子が集まって出来ているのだから、自分でも気付かないところでこの原子が安定している鉄に対して安堵感を感じているのかもしれない。だから鉄が好きなのでは、と思いました。
でも、まったく科学的根拠もないし
詳しいわけでもありません。
鉄が嫌いな人はどうなんだ、
とツッコミたくもなるのですが
この話を聞いてそう感じました。
by alpsglass | 2011-10-02 22:12 | 吹きガラスの道具